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伊豆・城山 クライミング報告

【行動記録】
11月21日
 夜22時半出発。第二名神を使えばスムーズと他の会のメンバーから連絡が入り、そちらから東名に入る。
富士川SAにて車内で仮眠。ベルグの吉岡さんたち、神戸労山の中原さんたちと合流。

11月22日
 8:00城山の基部で川崎労山のメンバーと会い、時間調整の間、お茶をご馳走になる。門脇さんがこの春まで所属していた会のメンバー。この日は、南壁の下部の各ルートにて1ピッチのルートのクライミング。夜は狩野川の河川敷にてキャンプ。ベルグ、川崎労山のメンバーと交流。

11月23日
 次の日の天候が悪くなる予報なので、今日、目いっぱいクライミングして帰路につくことに決定する。今日は、K・TとN・T・Mの2パーティーにわかれてマルチピッチ(ピッチが何ピッチも続くルート)クライミングをする。
女性3人パーティーが一日仕事となり、懸垂で降りてくれば、もう17時近く。急いで下山して、車に乗り、帰路につく。
途中、渋滞等につかまり、結局、西宮着、午前0時過ぎ。K以外は事務所で宿泊。
とにかく、事故もなく、無事に終了できてよかった。4名は事務所で就寝。

伊豆・城山 西南カンテ 報告

1123日はTさんと二人で西南カンテ(南西カンテともいう)に行きました。

この西南カンテは城山においてはどちらかというとアルパイン的なルートでV級からW級程度で徳岡さんのデビュー戦には良いと選びました。
そして今回は、ベルグ松涛会のYさん夫妻やSさん、かじかのHさん達に前後を囲んで頂き強力な体制の元、登攀できました。
 1ピッチ目;西南のカンテを登る。グレードはV級程度で支点は一部リングボルト。1ピッチ目の終了点から大仁の町並みが眺められ眺望は最高だ。
 2ピッチ目;これもそれほど難しくなく樹木の中に入る。コールが聞こえにくくなる。
 3ピッチ目;右に回りこむ登るがハングがありくされかかったシュリンゲがぶら下がっている。
 気持ち悪いのでそれを使わずボルトにヌンチャクを架け
A0で通過する。

 4ピッチ目;実質最後のピッチ、微妙なバランスで右上し左に回りこむ。20mほどで縦走路に出る。

 先行の吉岡さん夫妻が我々を迎えてくれた。徳岡さんとかたい握手をして祝福する。

短いピッチであるが満足であった。遅いお昼を食べ後続を待つ。

(記/K)

 

 

【城山・頂上にて】

感想

Tさん:初めてのマルチピッチ

 王子登山研修所の室内壁で、フリークライミングの真似事を始めてから丸5年、外岩デビューから3年、初めてのマルチピッチと言う課題で未知の不安を抱えながら、JR西宮駅前を前夜発、新名神を通り仮眠場所富士川SAに到着 6時出発まで寝袋に包まり一眠りする。誰かの目覚ましで起床、関東の朝は早い6時だと言うのに目の前に雪の富士山がドーンと見える、やはり富士山は見る山だなーと思う(まだ登っていません)。

 ようやく到着、伊豆の大仁温泉街から狩野川を挟んで城山の岩肌が聳えスケールの大きいゲレンデが見える。一登りで岩場の下、もうかなりの数のロープが下がっている、ほぼ1メートル間隔でルートがある感じ、早速トップロープを張ってもらう、他の人はリードで登るが私はトップロープで登る。ボチボチリードで登る練習をしなければと考えつつ、リードの緊張感を思うと今1歩前に進めない。もう4〜5本登った頃 門脇さんから明日のマルチピッチの下見に行かないかのお誘い、4〜5本登ると満腹状態の私としては渡りに船で同行する。5分程登りカンテらしきものが現れない行き過ぎだろうと引き返す、踏み跡が交錯した辺りでカンテらしき物が見え、そちらに行くと少ないがピンが見えたので多分此処だろうと判断して元の岩場に戻り3時頃下山する。テント設営、風呂、食料買い出し、食担、兵庫の他グループとの合同宴会(豪華海鮮鍋)と、時間の過ぎるのが早い。

翌朝 早くも登山口の駐車スペースが満杯近く、通行に邪魔にならない様に駐車する。いよいよマルチピッチの本番である南西カンテルート(アルパイン入門ルート) ガイドブックでは6ピッチ(5.75.85.55.55.95.8)とあったのでそんなに苦労しないで登れるだろうと思っていたが、後で振り返って見ると、場面、場面は思い出すが、全体のつながりがあまり思い出せない。4ピッチで登ったと思うが正確でない、フリーで登りたかったが2回ヌンチャクを掴んで登った事、登攀中に下を見る余裕もなく、目の前の岩とロープ追い続けたこと、終了点に着いて一息付いた時、何と無く嬉しかった事も事実で少しは達成感があったのかなー、しかし付いていくのが精いっぱいの初めてのマルチピッチでした。メンバーの皆さん大変有難うございました。これに懲りませずこれからもよろしくお願いします。

                              

エクスカンション報告

 今回は、以前に時間切れで最後まで登れなかったこのルートを登りたい・・・この私の思いをNさん、Tさんの二人に押し付けたような計画になってしまったが、快く一緒に登ってくれたこと、そして最後まで登りきれたことに感謝しています。

1ピッチ目(Mリード)、以前は簡単なところから取り付いたが、今回はルート図に忠実に・・ということで5.10aのグレードからのスタート。やはりスラブの10a。第一歩から緊張。第一ピンにロープをクリップするまでは冷や汗ものだった。

2ピッチ目(Nリード)、出だしの被り気味の部分で微妙なクライミング。横にガバ(大きな)ホールドがあると言おうとしたら、「黙ってて!」という彼女の言葉。それくらい微妙な状況だった。こちらも万が一に備えて確保している手に力が入る。

3ピッチ目(Mリード)、このルートの核心。先にこのピッチの取り付きに着いていた二人が、これが10cか?と言うくらい、見れば簡単な壁に見える。ところがどっこい、見ると登るでは大違い。しっかり持てるホールドがほとんどないと言っていいくらいに、甘く、細かくの連続だった。その上、しっかりした支点(ロープをかけるためのカラビナをかけるところ)間の距離が長い。2ピッチ目あたりからクライミングシューズで足が痛くてたまらず、頭がキンキンする。途中の腐ったようなボルトも支点にして、とにかく気持ちの安定だけは確保した。ここは、壁と足の痛さとの闘いだった。

4ピッチ目(Nリード)、「次は10aやな」と確認していくNさん。三人三様で、3ピッチ目はこたえたようだ。そう、もうあれ以上のグレードは出てこない。あとは、終了に向かって登るのみ。Nさんは快適にロープを伸ばしていく。このピッチでMがヌンチャクを落とす。足の痛さとリードしなくていいという安堵感からか、気がそぞろになっていたのだろう。下のクライマーに迷惑をかけない所に落ちていったのがせめてもの救い。

5、6ピッチ目(Nリード)、5ピッチ目はハング(被った形状の部分)の乗越から始まる。以前から私とNさんのクライミングの中で、ハング等アクロバチックなクライミングは知子さん、スラブ、細かいホールドは森浜という、得て不得手からの役割分担ができている。5ピッチ目は順番からいえば、森浜のリードだが、知子さんが行ってくれると言う。ヌンチャクを落としたというショックもあり、この言葉には救われた。時間短縮から、60mロープなら2ピッチをつなげて登れるだろうということで、終了点まで登ってもらうことにする。Tさんと二人、話をする事と言えば、足の痛さのことばかり。Tさんは、このピッチ、あまりの痛さに途中で裸足で登ったとか。本当にフリールートのマルチの場合、靴については悩むところだ。

終了点で、完登を祝してゆっくりしたいところだが、時間の問題、足の痛さからすぐさま懸垂下降に入る。さすがNさんとTさん。私が着いたときにはもう1本のロープはすでに懸垂の用意がすんでいた。60m、2回の懸垂で取り付き点に戻った。ここまでで口に入れたのは、3人で500mlのスポーツドリンク一本のみ。西南カンテを登ってきたK、T両氏が迎えてくれた。一日仕事となったが、登りきれたことは嬉しかった。(記/森浜)

感想

:以前、何回か行った所で自分でももうちょっと登れるかと思ったのが大間違いでなんとここのグレードの辛いこと! フォローで登らせてもらっているのに情けない思いの連続でした。
特に2日目のエクスカンションは1ピッチ目10aからこんなん?取り付いた事の間違いに気がつきながらまあなんとかなるかの甘い考えで、時間もかかり足は痛いでお二人に迷惑をかけてしまいました。前も途中まででしたがこんなに苦労したか?頭は早く靴を脱ぎたいしか考えられなくなっておりこの日もここしか行けなかったのが申し訳なかったです。
前とは違い河原が夜には一大テント場になり水場、トイレも完備は驚きでした。雨で一日早く帰りましたがもうちょっとなんとか登れるようにならなければと毎回思うのはいっしょで〜
しかし今の私には息抜きの楽しい日ではありました。

:エクスカンション登ってる最中のTさんのお顔がなぜだか、脳裏から離れません。サザエさんとこのタラちゃんに似ているような?
おかげさまで、ホンワカ気分になりました。皆様にはお世話になりました。

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